Googleアナリティクス(GA)を導入する前に、GAを導入することにより確認できること(本質)を説明します。
【この記事の目的】
GAを導入する前に概要と目的が具体的にイメージできる。
GAで確認できる3つのこと
結論から言うと、このツールを使えば3つの側面からサイトを分析することができます。
- 「どんな人」が見ているか = ユーザー属性
- 「どこから」人が見に来ているか = 流入元
- 「どのように」見られているか = 回遊状況

参考ですが、実際のGAのアカウント画面ではこのようになっています。

「オーディエンス」は「どんな人」が見に来ているか、という属性を見るタブですが、ここをクリックするとこんなタブが展開されます。

初めは細かすぎてなんのこっちゃ分かりませんが、つまり、上記3つの要素をかなり細かく見れるツールがGAなのです。
では、3つの要素をそれぞれ説明していきます。
1.「どんな人」が見ているか = ユーザー属性
GAでは 「どんな人」が見ているか 、を細かく確認することが出来ます。
例えば、このようなことが確認できます。
- 何歳くらいの人か
- 男性か女性か
- どんなことに興味を持っている人か(アフィニティカテゴリ)
- どこからアクセスしているか
- 初めての人かリピーターか
- スマホで見ているかPCで見ているか
- ナドナド…
これを確認し、例えばこのようにサイトの改善施策を打つことが出来るのです。
- 「女性に多く見られているから女性向けのコンテンツをもっと増やそうかな!」
- 「ほとんどの人がスマホで見ているのでスマホで見たときのデザイン(見やすさ)をもっと向上させよう!」
2.「どこから」人が見に来ているか = 流入元
次に、「どこから」人が来ているかです。
具体的には、このようなことが確認できます。
- twitterからか
- Facebookからか
- URLから直接来ているか(お気に入り登録やLINE等のメルマガから直接クリックされた)
- リスティング広告から来たか
- ナドナド…
これを確認することで、次のような施策を打てます。
- 「Twitterからの流入は多いけどインスタからは少ないな。今月はインスタに力をいれよう!」
3.「どのように」見られているか = 回遊状況
最後に「どのように」見られているかということですが、これはつまり、あなたのサイトに来た人がサイト内でどういう動きをしているか、です。
例えばこのようなことが見れます。
- トップページに来て記事を見ずにすぐ出て行って(または閉じて)しまう人の割合
- どのページが一番見られているか
- 訪問者の平均滞在時間
- ECや資料請求のあるサイトだったら、設定した目標の反響はどのページを見られたあとに多いか
- ナドナド…
上記を確認することで、例えば次のような施策が打てます。
- 「トップに来てすぐ出て行ってしまう人(Web解析では「直帰」という。直帰率とか直帰数とか)が多いな。トップページにおすすめ記事をランダムに表示して、まずは興味を引こう!」
- 「このページが一番見られているな。なんでだろう。あ、この人がTwitterでメンションしてくれたからだ。特定の人にメンションされやすい記事をもっと書こう!」
おさらいしますと、GAを使うことにより「どんな人」が「どこから」来て「どのように見て」いったのかを確認できます。
ここで重要なことは、「確認する」だけではなくそのデータをもとに「改善する」こと。
それを理解してからGAを導入する様にしましょう。
※GAは完全無料のGoogleのサービスです。
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