この記事の目的:未経験IT営業転職の全体像を理解できる
まずは、未経験転職の全体のフローをご説明します。
- エージェントの登録&面談
- 書類選考は数打てば当たる
- 一次選考で自己PR&マッチ度合いの確認
- 最終面接は自作資料持参で
1.エージェントの登録&面談
まず初めに、IT企業への未経験転職をする際、エージェントを使うか使わないかで悩むかと思います。
結論としては使ってください。
経験業種の場合は、その業界の企業のことを知っているため、自分で取捨選択して応募企業を選別することができます。
しかし未経験企業の場合は、その業界の企業をよく知らないはずです。
エージェントは自分の希望に即した求人を紹介してくれます。
さらに無料のため利用するデメリットはありません。
反対意見としてこのようなものがあります。
「エージェントを使用すると企業側としては成約報酬を払う形になる。だから、 そのことから、企業サイト経由での応募者と、エージェント経由の応募者を比較したときに前者を選ぶ」
企業側が避けたいことは、採用後にすぐ辞められることや、働いていく中でその人が十分に生産性を発揮できないことです。
少しのコストを気にして上記のような事態になることのほうが、長期的に見て企業にはデメリットになります。
2.書類選考は数打てば当たる
未経験業種の場合、冷たい言い方かもしれませんが、そもそも未経験者を取らないという採用方針をしてある企業も大勢あります。
それは応募要項だけではわからないため、まずは応募すること。
それから反応を見るというスタンスが大切です。
全く興味を持てない企業には当然応募しなくてよいですが、少しでも興味があり判断に迷うくらいなら応募した方がよいです。
書類選考通過連絡が来たあとエージェントの方に理由を添えて一次選考辞退をすることも可能です。
また未経験企業だと、10社に2社程度の書類選考通過が平均とされています。
この確率から見ても、十分な応募数が必要とわかります。
3.一次選考で自己PR&マッチ度合いの確認
さて書類選考が通過したら、いよいよ一次面接です。
一次面接では自己PRや今までの経験を伝え自分を売り込みます。
具体的な面接の対策のノウハウは後ほど記事を書きます。
ここで重要なことは、自分をうまく伝えるのと同時に、次が大事です。
面接官との会話の中で、その社風や雰囲気を感じ取ること。
実際に働く前にその会社のことをすべて知ることは出来ません。
自分が選ばれる立場であると同時に、自分も企業を選ぶ立場でもあるので、しっかり相手を観察する必要があります。
4.最終面接は自作資料持参で
ほとんどの企業が中途採用は2回の面接で採用が出ます。
最終面接は、大手なら役員、中小なら社長が面接官となります。
ここで私が実施して成功した手法は「自作資料の作成」です。
次のようなテーマで資料を作成しました。
- 今までの経験と御社で必要とされるスキルのギャップ。その埋め方。
- 半年、1年後、5年後の目標
私自身が営業職での応募だっため、営業はプレゼンが多い→その場でプレゼンの模擬を行う→そのための資料が必要。と思い作りました。
次の会社の具体的な業務を調べ想像し、どのような形であれ、それができそう、と面接官にイメージしてもらうことが大切です。
エンジニアやデザイナーの方は実際のポートフォリオを見せることが出来ますが、営業職はそのような成果物がありません。
そこで自作資料を作成し、自分はプレゼンの資料作成ができる、それを用いて説明提案できる、ということを実践で示すと、面接官のイメージを助けます。
最終面接が終われば、あとは待つだけ。
たとえ、内定が出なかったとしても、それはあなたの能力がどうのこうのではなく、企業と合わなかっただけなので気にする必要はありません。
上記を繰り返して、たくさん内定を勝ち取り、最後にはあなたが選ばれる立場から、選ぶ立場になり、その中で最善の選択をしてください。
全体の流れがイメージできましたでしょうか。
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